中古車買取業者とのトラブルはどう対処すべき?

しつこい電話や契約の強要

中古車買取店というのは、いち早くいいクルマを手に入れて、それを売ることで利益を得ています。だから査定依頼は店にとってビジネスチャンス。このことを覚えておきましょう。

中古車の一括査定を申し込むと、突然あちこちから電話がかかってくるようになりますが、この段階ではまだトラブルではありません。一括査定の申し込みをすると、その情報は瞬時に多くの中古車買取業者に届きます。するとそのチャンスを逃すまいと、間髪あけずに査定申し込みの電話をかけてきます。

その数は地域にもよりますが、多いところで10数件は当たり前。突然、立て続けに電話がかかってくるのですから、初めての場合は驚くかもしれませんが、そういうものだと思って受け流しましょう。同じように、査定後その場で契約を決めようとするのも、よくあること。他店に出し抜かれるわけにはいかないからです。

ただ、あまり強引な場合は「妻(夫)に相談しないと決められない」などと説明し、自分一人に決定権がないと伝えるといいでしょう。また、査定後にしつこく勧誘電話がかかってくる場合は「すでに他店に売ってしまった」というのが一番です。

店側がどんな態度で出てこようと、こちらが承諾しない限り契約はできません。優位なのは売り手ですから、たとえば複数の業者を同じ日時に査定に呼び、値を吊り上げる作戦を取るツワモノだっているくらいです。

詐欺などのトラブルは専門機関に相談を

もっと深刻なトラブルがあります。たとえば詐欺。かなり高額な査定額で喜ばせて、先にクルマを持って行ってしまい、振り込まないという悪徳業者がいることも事実です。もっと巧妙に半金だけ支払ってクルマを引き取り、そのままということもあります。

通常は車両引き渡しから3〜5日程度で入金されます。これは契約時にきちんと説明があるはずです。しかし、数日待たされるぐらいでは振り込む気がない悪徳業者と通常の取り引きの区別はつかないため、連絡がつかなくなってはじめて詐欺だと気付くケースがよくあります。こういったトラブルを避けるためには、契約を決める前に業者の確認をして、実際に店舗に行ってみるのも方法。店舗の近所にディーラーがあれば評判を訊いてみましょう。

次に多いのがクルマを渡した後に「再査定したら不具合が発見された」と、振込額を下げてくるというケース。これは明らかな契約違反です。契約書に査定額が明示されなかったり、また特記事項などで「売主は瑕疵担保責任を負う」などとわかりづらい表現があったりしたら要注意。先方の用意した売買契約書にサインする時は、何が隠されているかわかりません。海外ではこうしたトラブルを避けるために売り手が契約書を用意することも珍しくないといわれます。

さて、そこまで注意してもトラブルに遭ってしまった場合は、できるだけ早く専門期間に相談することです。消費生活センターか中古車買取業界団体のお客様相談窓口まで連絡を入れましょう。

トラブルを回避するには?

一括査定を申し込むと数多くの中古車販売店から電話がかかってくるものです。その中から悪徳業者を見分けるのはなかなか難しいですよね。友人や知人に店の評判を聞いたり、実際に店舗を訪れてみたり、できる限りの防衛策を。一括査定を利用して自分のクルマの相場をつかんでおくこともトラブル回避に役立ちます。