新車からトレンドを見れば、高額車査定のチャンスが見えてくるかも!?

まずは新車のトレンドを見てみよう

2014年の日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート車を見てみると、さまざまなことに気が付きます。まずは、国産のセダンタイプの車が少なくなりました。これは2014年だけの傾向ではありませんが、国産車のセダンタイプの車、特に5ナンバーサイズの車は少なくなりました。エントリーに関しては、5ナンバーサイズのセダンタイプはありません。

また、全体的に車が大きくなっています。これは、世界的に側面からの衝突に対する安全性向上のための規制基準が厳しくなったことが主な原因ですが、小型車の象徴的存在だったBMWの「ミニ(MINI)」までもが今回のモデルチェンジから車幅が1725mmとなり、3ナンバー登録になりました。

ワゴン車はどこにいったのだろうか

スバルがレヴォーグというミドルサイズのワゴン車を出したため、気が付きにくいのですが、セダンタイプの派生車種としての国産のワゴン車は少なくなりました。メーカー別では、スバルが3車種、トヨタは3車種、日産は1車種、マツダも1車種、ホンダ、三菱にいたってはゼロです。つまり、国産のワゴン車(商用車を除く)というカテゴリーでは、新車は2014年で8種類しか存在しないのです。

ワゴンタイプの車は、世界的にも減少傾向にあるのでしょうか。

ドイツ車を見てみると、メルセデスベンツではCクラスとEクラス、BMWには3シリーズと5シリーズ、アウディにはA4とA6、フォルクスワーゲンにもゴルフとパサートといった具合に、各社の基幹車種にそれぞれワゴンタイプの設定があり、なかにはワゴンとセダンの中間的なものまで存在する熱の入れようなのです。

マンションの駐車場が機械式なので

2014年の日本カー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた38台のなかで、国産車は17車種です。そのうち5台が軽自動車なので、残りは12車種。5ナンバー登録が可能な車種は、トヨタのヴォクシーとノアだけです。ご存知の通り、都市部での駐車場事情や道路幅はあまり改善していません。しかしながら、新車の幅はますます広くなり、ミニバンやSUVなど車高の高いものばかりが販売されています。

こういった事情から、ワゴンタイプに対する需要はまだまだあるように思われますが、新たなワゴン車の生産が減っているなかでは、国産車を手に入れるのは難しい状況であると言えるでしょう。しかし、新車がダメなら中古車市場に目を向ければいいのです。

中古車市場はいったいどうなっているのか?

中古車市場は新車市場とは異なり、ワゴン車はまだまだ潤沢に流通しているようです。しかし、5ナンバーサイズのセダン、およびワゴンタイプの流通量は減少傾向にあります。中古車市場は、需要と供給のバランスによって成り立っています。駐車スペース事情など需要側の問題は全く変化していないなかで、特定車種の新車販売台数、つまり、供給量は一気に減少しています。

買い? それとも売りなのか?

需要側は問題をかかえており、供給量が減少しているとなると、何らかの理由によって需要が高まった時に、供給量不足によって市場価格が一気に高騰する可能性があります。問題は、需要が高まる要因が5ナンバーサイズのセダンやワゴンタイプの車にもたらされるかということ。テレビや映画の主人公が乗っている車によって劇的に需要が高まることもあるので、注視する必要があります。

新車販売の世界は、カテゴリーごとに栄枯盛衰を繰り返しているのが常です。そして、中古車市場もその波とゆるやかに連動しています。しかし、そこには相応の需要と供給のギャップが存在するので、愛車を査定に出す時も、需給バランスが崩れたタイミングを見計らうことが、より良い査定条件を引き出すカギになるかもしれません。