自分が車を売る側で、お金をいただく立場にある

査定を気持ち良く受けて、車を売却するコツは、「自分が車を売る側で、お金をいただく立場にある」と理解することです。業者と個人ユーザーという関係ではありますが、商品を購入する時とは立場が逆になります。この点を認識しておけば、トラブルに発展する心配も減るでしょう。自ずから業者の立場で考えることになり、売却の商談もスムーズに進みます。
※「中古車査定依頼サービスに関する注意点」をご確認の上、ご利用ください。
「車査定時に傷は直すべき?」でも触れているように、お金をかけて修理をする必要はありませんが(そこまで査定額は高まらない)、愛車をキレイに見せる努力は欠かせません。
そして、大切な愛車なので、セリにかける要領で、比較しながら査定額を高めましょう。この時も相手が自分の「お客様」だと認識しておけば、丁寧に応対できます。残念ながら満足できる査定額が提示されず、断わる時にも紳士的に応対しましょう。
売る側である以上は、納期を守ることも重要です。売買で使う実印の印鑑登録証明書などは、買い取る側の立場で考えて、迅速にそろえておきましょう。
ホイールなどを変更している時に、ノーマルタイプの部品を添付することも同様です。後から装着したホイールを使うのか、それともノーマル状態に戻して流通させるのか、そこは買い取る側の判断で決まります。
「クルマを売ってお金をいただく」ことが前提になっていれば、気持ち良く査定が受けられて、売る側としての配慮も自然に行き届きます。その後の売却手続きもスムーズに進むでしょう。