車買取・中古車査定

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車買取・中古車査定人気ランキング

  • トヨタ ハリアー

    トヨタ

    ハリアー

    買取相場:90.5〜382.5万円

  • トヨタ アルファード

    トヨタ

    アルファード

    買取相場:75.2〜179.1万円

  • ホンダ N-BOX

    ホンダ

    N-BOX

    買取相場:3.0〜158.5万円

  • トヨタ シエンタ

    トヨタ

    シエンタ

    買取相場:7.9〜249.3万円

  • トヨタ ヴォクシー

    トヨタ

    ヴォクシー

    買取相場:7.2〜312.9万円

  • トヨタ プリウス

    トヨタ

    プリウス

    買取相場:12.9〜291.7万円

  • ホンダ ヴェゼル

    ホンダ

    ヴェゼル

    買取相場:49.2〜355.1万円

  • ホンダ フリード

    ホンダ

    フリード

    買取相場:6.3〜329.0万円

  • 日産 セレナ

    日産

    セレナ

    買取相場:4.8〜330.1万円

  • マツダ CX-5

    マツダ

    CX-5

    買取相場:35.1〜224.7万円

  • ホンダ N-BOX

    ホンダ

    N-BOX

    買取相場:3.0〜158.5万円

  • スズキ ジムニー

    スズキ

    ジムニー

    買取相場:15.7〜185.9万円

  • スズキ ハスラー

    スズキ

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    買取相場:3.0〜991.5万円

  • ダイハツ タント

    ダイハツ

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    買取相場:3.0〜139.6万円

  • ホンダ N-BOX カスタム

    ホンダ

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    買取相場:3.0〜158.5万円

  • ダイハツ タントカスタム

    ダイハツ

    タントカスタム

    買取相場:3.0〜139.6万円

  • ダイハツ ムーヴ キャンバス

    ダイハツ

    ムーヴ キャンバス

    買取相場:46.1〜131.4万円

  • スズキ ワゴンR

    スズキ

    ワゴンR

    買取相場:3.0〜112.6万円

  • ダイハツ ムーヴ

    ダイハツ

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    買取相場:万円

  • 日産 ルークス

    日産

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    買取相場:5.4〜133.0万円

  • トヨタ ヤリスクロス

    トヨタ

    ヤリスクロス

    買取相場:3.0〜545.6万円

  • トヨタ ライズ

    トヨタ

    ライズ

    買取相場:3.0〜493.9万円

  • ホンダ フィット

    ホンダ

    フィット

    買取相場:3.0〜164.8万円

  • トヨタ アクア

    トヨタ

    アクア

    買取相場:17.5〜174.9万円

  • 日産 ノート

    日産

    ノート

    買取相場:3.0〜180.2万円

  • トヨタ ルーミー

    トヨタ

    ルーミー

    買取相場:3.0〜306.2万円

  • ホンダ シビック タイプR

    ホンダ

    シビック タイプR

    買取相場:123.5〜457.1万円

  • スズキ ソリオ

    スズキ

    ソリオ

    買取相場:6.5〜181.5万円

  • 日産 オーラ

    日産

    オーラ

    買取相場:120.0〜215.2万円

  • 日産 ノート e-POWER

    日産

    ノート e-POWER

    買取相場:3.0〜180.2万円

  • トヨタ アルファード

    トヨタ

    アルファード

    買取相場:75.2〜179.1万円

  • トヨタ シエンタ

    トヨタ

    シエンタ

    買取相場:7.9〜249.3万円

  • トヨタ ヴォクシー

    トヨタ

    ヴォクシー

    買取相場:7.2〜312.9万円

  • ホンダ フリード

    ホンダ

    フリード

    買取相場:6.3〜329.0万円

  • 日産 セレナ

    日産

    セレナ

    買取相場:4.8〜330.1万円

  • トヨタ ヴェルファイア

    トヨタ

    ヴェルファイア

    買取相場:17.5〜602.3万円

  • トヨタ ノア

    トヨタ

    ノア

    買取相場:15.9〜329.7万円

  • ホンダ ステップワゴン

    ホンダ

    ステップワゴン

    買取相場:5.7〜317.1万円

  • トヨタ ハイエース バン 商用車

    トヨタ

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    買取相場:144.4〜417.0万円

  • ホンダ オデッセイ

    ホンダ

    オデッセイ

    買取相場:43.1〜358.8万円

  • スバル レヴォーグ

    スバル

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    買取相場:45.7〜276.8万円

  • トヨタ カローラ ツーリング

    トヨタ

    カローラ ツーリング

    買取相場:96.1〜197.6万円

  • ホンダ シャトル

    ホンダ

    シャトル

    買取相場:35.0〜115.7万円

  • ミニ MINI CLUBMAN (クラブマン)

    ミニ

    MINI CLUBMAN (クラブマン)

    買取相場:51.1〜192.6万円

  • トヨタ カローラ フィールダー

    トヨタ

    カローラ フィールダー

    買取相場:43.4〜110.6万円

  • スバル レガシィ ツーリングワゴン

    スバル

    レガシィ ツーリングワゴン

    買取相場:17.8〜55.4万円

  • ボルボ V60

    ボルボ

    V60

    買取相場:19.4〜481.5万円

  • BMW 3シリーズ ツーリング

    BMW

    3シリーズ ツーリング

    買取相場:14.7〜513.5万円

  • フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント

    フォルクスワーゲン

    ゴルフ ヴァリアント

    買取相場:13.0〜387.6万円

  • スバル インプレッサ

    スバル

    インプレッサ

    買取相場:47.2〜113.1万円

  • トヨタ プリウス

    トヨタ

    プリウス

    買取相場:12.9〜291.7万円

  • トヨタ クラウン

    トヨタ

    クラウン

    買取相場:167.2〜561.5万円

  • BMW 3シリーズ セダン

    BMW

    3シリーズ セダン

    買取相場:144.5〜338.9万円

  • テスラ モデル3

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    買取相場:万円

  • トヨタ クラウン アスリート

    トヨタ

    クラウン アスリート

    買取相場:24.1〜201.5万円

  • メルセデス・ベンツ Cクラス セダン

    メルセデス・ベンツ

    Cクラス セダン

    買取相場:91.1〜347.0万円

  • レクサス IS

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    買取相場:86.5〜219.8万円

  • トヨタ マークX

    トヨタ

    マークX

    買取相場:22.3〜81.2万円

  • トヨタ カムリ

    トヨタ

    カムリ

    買取相場:113.0〜237.7万円

  • トヨタ プリウスPHV

    トヨタ

    プリウスPHV

    買取相場:91.7〜145.2万円

  • トヨタ ハリアー

    トヨタ

    ハリアー

    買取相場:90.5〜382.5万円

  • ホンダ ヴェゼル

    ホンダ

    ヴェゼル

    買取相場:49.2〜355.1万円

  • マツダ CX-5

    マツダ

    CX-5

    買取相場:35.1〜224.7万円

  • スバル フォレスター

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    買取相場:50.2〜234.0万円

  • トヨタ ランドクルーザー プラド

    トヨタ

    ランドクルーザー プラド

    買取相場:183.6〜414.0万円

  • トヨタ RAV4

    トヨタ

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    買取相場:157.0〜308.0万円

  • 日産 エクストレイル

    日産

    エクストレイル

    買取相場:12.7〜308.9万円

  • トヨタ カローラ クロス

    トヨタ

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    買取相場:145.1〜274.5万円

  • レクサス NX

    レクサス

    NX

    買取相場:132.6〜445.9万円

  • トヨタ C-HR

    トヨタ

    C-HR

    買取相場:3.0〜567.1万円

更新日:2025/09/02

更新日:2025/09/02

ランキングは価格.comユーザーのアクセス数をもとに集計しています。集計期間:2025/06/01〜2025/08/31

買取相場はランキングの更新日時点で株式会社リクルート運営のカーセンサーに掲載されていた平均買取相場の情報であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

中古車査定依頼サービスの流れ

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    複数社の中古車買取業者に査定を依頼

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    届いた見積もりの内容・価格を比較して、売却先を決定します。

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車買取・中古車査定お役立ちガイド

中古車査定の基本

お得に売却する方法

中古車査定のよくある疑問

中古車査定お役立ちコラム

中古車の査定をする人のなかには「中古車査定士」という資格を持っている方がいます。「中古車査定士」とは、一般財団法人・日本自動車査定協会が、中古自動車査定制度運営規定に基づき行った技能検定試験の合格者に与えられる、中古車の査定に関する資格です。小型車査定士と大型車査定士の2種類があり、3年の有効期限があります。更新の時点でディーラーや買取店など査定業務実施店に所属していれば、技能向上研修を受講したうえで、資格の期限が更新されます。

日本自動車査定協会は中古車査定の基準や方法も提示しています。車種や年式、走行距離などの車の情報のほか、外装や内装、エンジン回りの状態など、確認項目と基準が細かく設定されています。中古車査定士はそれらの基準に基づいて自動車の査定を行っています。資格を所持していなくても査定は行えますが、査定士は一定の技能や知識を持っている証明にもなります。中古車査定士がいる買取業者であれば、安心して車の査定を任せることができ、信頼できる査定結果も得られるでしょう

中古車査定を学ぼう!

愛車を高く売るためのコツは?

少しでも車を高く売りたい。」そう考える方は多いでしょう。それでは査定額を高くするにはどのようにすればよいのでしょうか。少しでも見積もりの金額を上げるために、今からでもできることをみていきましょう。

車の査定額に影響するポイント

大切な自動車を少しでも高く売却するには「車の買取査定額が高くなりそうな情報」を1つでも多く見つけて査定士にしっかりと伝えることが必要です。査定の際にその場でアピールするのは難しいと思いますので、事前に査定士に伝える内容をまとめておくとよいでしょう。その際、間違った情報や嘘の情報を伝えてはいけません。 また、アピールポイントを伝える際は自分の印象に頼るのではなく、用意できるのであればその内容を証明する書類を準備しておくのが望ましいです。

必要書類を用意し、査定時にプラスとなりうる情報を整理する

まずは事前準備として業者が査定、見積もりを円滑に行えるよう必要書類を準備します。この時点では、後述するすべての必要書類を用意しておく必要はありません。最低限「自動車検査証(車検証)」と「自賠責保険証明書(自賠責保険証)」を用意しておきましょう。車検証も自賠責保険証も車のダッシュボードなどに保管されていることが多いです。書類があるかあらかじめ確認し、準備しておきましょう。

ほかにも、自分の車を売った際に、高額査定につながりそうな情報についても書き出しておきます。たとえばメーカーオプション(純正オプション)は製造時に取り付けられ、追加ができません。そのため、取り付けられた車の買取価格の相場は高くなる傾向があります。メーカーオプションは、たとえばサンルーフ、レザーシート、電動スライドドアや安全装備などが挙げられます。とくに視認しにくい場所に取り付けられた装備は査定士でも気付きにくいため、チェックをしておいてしっかりと伝えましょう。

車のメンテナンスや手入れをきちんと行っている場合、作業履歴がわかる書類があれば用意しておきます。たとえば12か月点検や24か月点検などの法定点検を行うと、その内容は「メンテナンスノート」に記録されます。メンテナンスノートとはメーカーの保証書と点検整備記録簿がセットになったものです。点検の結果や整備の概要、修理歴などは点検整備記録簿に記録、保存されていきます。また、メンテナンスノートには日常点検整備の方法も記載されているので、日々のメンテナンスにも役立つでしょう。車の整備の履歴がわかるメンテナンスノートの用意があれば、査定アップにつながる情報を提示しやすくなります。メンテナンスノートがなかったり、汚れていたりしていても車の売却はできますが、査定額が下がってしまうこともあります。大切に保管しておきましょう。

また、車の基本情報を正しく伝える必要もあります。基本情報とは車種やグレード、年式、ボディカラー、排気量、ミッション形式、走行距離などの情報です。基本情報は1か所違うだけでも査定額が大きく変わってしまう可能性があります。間違いのないように車検証で確認をするなどして、把握しておくとよいでしょう。

修復歴は事実を伝えよう

修復歴」とはフレーム、ピラー(柱)、ルーフパネル、フロントクロスメンバーなど、ボディの骨格や基礎部分を損傷または修理した履歴のことです。大きな修理はその後の走行性能や乗り心地に影響を与えるため、売却時の価値を下げてしまいますが、売買契約時、修復歴は必ず伝える必要があります。 それは契約書に「修復歴や重大な不具合、傷、欠陥などがある場合は必ず申告しなければならない」といった趣旨の内容が記載されているからです。査定が下がってしまうデメリットではありますが、修復歴があるかどうかは査定士が車をチェックすればわかります。黙っていてあとから修復歴があることが判明すると、売却のキャンセルや賠償金を請求されることもあります。トラブルを避けるためにも、修復歴は正直に事実を伝えましょう。

車をきれいにし、臭いも消そう

車をきれいにしておくことで車の査定額が上がることもあります。とくに査定士が確認するところは重点的にきれいにしておきましょう。

車外の場合、査定士はタイヤやホイールなどの下回りのほか、ボディのへこみや汚れ、ガラスやドアミラーのくもり、傷もチェックしています。タイヤについた泥やアルミホイールに付着したブレーキカーボンなどを除去しておきましょう。ドアのヒンジなど可動部についた潤滑油の汚れや開口部のゴムパッキンの汚れも同様に落とします。ボディやガラスにステッカーやシールを貼っている場合はきれいにはがしておきます。そのうえでボディシャンプーなどを使い、汚れを落としていきましょう。

車内の場合は、査定士はシート、マットのしみや汚れ、たばこのこげ跡やヤニのほか、たばこやペット、カビなどの臭いも確認しています。シートやフロアマット、トランクルームを掃除機や雑巾を用いてきれいにしておくことはもちろんですが、とくに気を付ける必要があるのは臭いです。タバコ臭やペットの臭いなどは自分では気付きにくく、染みつきやすくもあります。 消臭をしようと芳香剤入りのものを使用すると、その匂いも減点ポイントになる可能性があります。除菌スプレーで臭いのもとを除去し、無香料の消臭剤で脱臭しておきましょう。ディスカウントストアなどで売られているバーベキュー用の炭も脱臭効果が高いことで知られていますので、消臭剤の代わりに使用してもかまいません。箱に入ったまま1週間ほど車内に置くだけで、臭いをかなり消すことができます。また、晴れた日に窓やドアを全開にして天日干しをしても、脱臭の効果があります。

車の汚れや傷、車内の臭いは査定時の評価項目に含まれています。車を売却する時は洗車をして見た目をきれいにするだけでなく、車に染みついた臭いまで取り除いておくことが大切です。車をきれいに保っておけば査定士の印象も良くなり、メンテナンスをきちんとしているという評価にもつながります。

中古車査定士について

中古車の査定をする人のなかには「中古車査定士」という資格を持っている方がいます。「中古車査定士」とは、一般財団法人・日本自動車査定協会が、中古自動車査定制度運営規定に基づき行った技能検定試験の合格者に与えられる、中古車の査定に関する資格です。小型車査定士と大型車査定士の2種類があり、3年の有効期限があります。更新の時点でディーラーや買取店など査定業務実施店に所属していれば、技能向上研修を受講したうえで、資格の期限が更新されます。

日本自動車査定協会は中古車査定の基準や方法も提示しています。車種や年式、走行距離などの車の情報のほか、外装や内装、エンジン回りの状態など、確認項目と基準が細かく設定されています。中古車査定士はそれらの基準に基づいて自動車の査定を行っています。資格を所持していなくても査定は行えますが、査定士は一定の技能や知識を持っている証明にもなります。中古車査定士がいる買取業者であれば、安心して車の査定を任せることができ、信頼できる査定結果も得られるでしょう

買取業者の種類と特徴は?

中古車の買取業者は大きく分けて、買い取りを専門に行う「車買取専門店」、買い取りから販売まで一貫して手がける「中古車専門販売店」、新車販売時に中古車の下取りをする「新車ディーラー」の3つがあります。それぞれ特徴や得意分野が異なるため、車を売却する時には、見積もり金額だけで比較するのではなく、それぞれの特徴を把握して検討することが大切です。各買取業者の概要を紹介します。

車買取専門店

買い取りを専門に行います。買い取った車は主に海外に輸出されるか、中古車オークションに出品されます。海外への輸出は車のパーツのみの場合もあります。買い手は国内だけにとどまらず、海外に販路を持っている業者も多く存在します。また、中古車オークションでは季節によって価格が変動したり、特定の車種が人気になったりすることがあることから、買取専門店は市場のニーズや相場にも精通しています。その時に売れる車を買い取り、国内外問わず販路があるため、長期間在庫を抱える心配もなく管理コストが抑えられます。そのような理由もあり、車買取専門店の査定金額はほかの業者よりも高くなる傾向があります。また、なかには事故車や不動車を専門的に扱っている買取業者もいます。ほかの業者では値が付かないような、廃車覚悟だった車でも思いもよらない買取金額で売れることがあります。

中古車専門販売店

買い取りから販売までを一貫して手がけます。そのため中古車専門販売店は車の売れ行きにとても敏感です。買い取った車は、整備後その店舗や系列の店舗で販売されるか、中古車オークションで販売されます。中古車専門販売店はそれぞれの業者で得意とするモデルやタイプが存在する場合もあるため、人気車種だけでなく、その業者が得意とする自動車であれば、高額の見積もりを提示されることがあります。あらかじめ得意とする車種やタイプをチェックしておいて、自分の車を高く買い取ってくれそうな業者を選ぶのもよいでしょう。

新車ディーラー

新車販売業者が新車の販売時に、今乗っている車を下取りしてくれます。下取り価格は新しい車の購入資金に充てられます。新車価格を下げられない時に販売促進のため、下取りの査定価格を上乗せしてくれる場合もあります。新車を購入する予定のある人は、新車ディーラーに下取りをしてもらうのもよいでしょう。下取りは乗り換え時の購入と売却の手間を抑えられるメリットもあります。

買取と下取りの違いは?

前述の通り、「買取」と「下取り」では性質が大きく異なります。買取専門店や中古車専門販売店の「買取」は中古車オークションなどでの販売のために行われるのに対し、「下取り」は新車を売るために行われます。買取と下取りの違いについての詳細は「買取と下取りについて」をご参照ください。

それぞれの業者の特徴を理解して希望にあった売却を

一般に買取価格が高いとされているのは車買取専門店です。もっとも中古車専門販売店や新車ディーラーと車買取専門店を一概に比較することはできません。それぞれの業者でメリット・デメリットがあるため特徴をよく確認し、車の売却は複数の業者で見積もりを取ってから行うようにしましょう

車査定の買取価格の相場はどのように決められる?

中古車査定の相場は「車種」「グレード」「装備」「年式」「現行モデルか過去のモデルか」といった基本要素に加え、車体ごとに異なる「走行距離」「車検の残存期間」「ダメージや修復歴の有無」などの個別要素と「需要期・閑散期」といった自動車市場を取り巻く外的要因で決まります。それぞれについては以下をご覧ください。

車のモデルやボディタイプなどの基本要素

基本要素は自動車のモデルやボディタイプなど、その車が持つ固有の情報です。そのなかでも車種、グレード、装備は新車価格の高い車が中古車査定相場も高くなる傾向にあります。ほかにもボディカラーやオプションなどは中古車市場での人気度も関わってきます。たとえばボディカラーでは白や黒、パールホワイト、シルバーは人気があるとされています。一方で赤や青、黄色やピンクといった色は不人気で嫌煙されます。人気のある色は基本的に、人を選ばず、無難で飽きのこないカラーであることが多いです。反対に不人気色は個性的な色や原色系など好みがわかれる色であることが多いです。

オプションの場合は純正オプションを装備された車が人気の傾向にあります。純正オプションとは自動ブレーキ、誤発進抑制装置などの先進安全技術、サンルーフや本革シートなどです。カーナビやフロアマットも社外品のものよりも純正品のほうが人気があります。それはその車のために用意されたオプションのため、デザインに統一感があるからです。オプションによってはほかの機能との連動もできます。純正オプションは後付けできないものもあり、その点も人気の1つになっています。また社外品のオプションでも高級オーディオの場合は人気があります。

「現行モデルか過去のモデルか」も重要なポイントです。同じ年式だった場合でも、フルモデルチェンジ前の過去のモデルとフルモデルチェンジ後の現行モデルでは買取価格が変わってきます。それはフルモデルチェンジ前後で見た目や機能などが大きく異なるため、現行モデルに人気が集まって買い取り相場も高くなるからです。ただ新車市場で人気があって比較的値段が高い車種は、中古車で少しでも安く購入したいという人もいるため、過去のモデルでも買い取り相場がそれほど変動しない場合もあります。

車の状態や使用状況などの個別要素

個別要素は車の状態、使用状況によって変化する、その車自体の情報です。たとえば「走行距離」は1年に1万kmが平均的な数値となっています。それを超える場合は買い取り相場が低くなる傾向にあり、累計走行距離が5万kmを超えるものは「多走行車」、10万kmを超えるものは「過走行車」と呼ばれます。以前は走行距離が10万kmを超える過走行車は故障も多く、車の寿命であるとされていました。しかし、現在ではエンジン性能が上がり、過走行車でも問題なく走れる車は多いです。ただ、やはり多走行車や過走行車は査定額が上がりにくくなります。たとえ同じ基本要素の車種だった場合でも、走行距離が少ない車のほうが買取の相場も高くなります

ランニングコストの観点から「車検の残存期間」も相場に影響します。日本自動車査定協会の基準では、車検の残存期間が4か月以上あれば査定の加点対象となります。車検の期間が多く残っていればそのまま次の買い手が使えるため、車検の残存期間が長いほど査定額が高くなります。ただし、車検を受けてから売却することはおすすめできません。それは車検の残存期間による加点よりも、車検にかかる費用のほうが高くなってしまうことが多いからです。 また、一定の基準はありますが買取店やディーラーによって残存期間の扱いは異なり、査定額も変わります。実際に査定額がプラスになるには、残存期間が12か月以上は必要とも言われます。車検の有効期限を確認し、余裕をもって準備を進めましょう。

ほかにも「ダメージや修復歴の有無」も大事なポイントです。買い取り相場を下げる要因の1つとなるため、なるべく車体はきれいな状態にしておきましょう。修復歴がある場合はトラブルを避けるためにも隠さず告知をしましょう。

中古車市場の状況などの外的要因

外的要因は需要期・閑散期などによって変化する中古車市場の状況になります。中古車市場には車が売れやすい時期、売れにくい時期があるため、少しでも高く買い取ってもらうならば市場の動向や相場を見極めることが重要です

たとえば4月や9月は就職や転勤、進学などで生活環境が変わることが多いです。引越しや就職先で車が必要になるなどのタイミングで自動車を購入しようとする人も増えてくるでしょう。そのため、4月や9月までに車を入手できるように、1〜3月、7〜9月はクルマ市場の動きも活発になります。また3月や9月は決算期とする会社も多く、売り上げを伸ばそうと買取に力を入れる業者が増えます。そのため、3月や9月に向けて、車の市場も大きく動きます。 とくに3月は決算期とあわせて、4月から新生活をスタートさせる人の数も増えるので、より査定額が上がりやすいです。ただ、売却時期として4月は避けたほうがよいです。なぜならば、4月に売却したとすると自動車税の支払い義務が発生してしまうからです。自動車税は4月1日時点の車の所有者に対して課税されます。売却先の業者から支払った自動車税の還付を受け取れる場合もありますが、余計な手間と費用がかかってしまいます。車を少しでも高く売りたい場合はなるべく1月から3月の間に行い、4月を過ぎる時は9月までの売却を目指して7月以降に車を売りに出すとよいでしょう

車を売却する時に必要な書類は?

車を売却する際に必要な書類などを事前に用意しておくことで、トラブルなく円滑に車の買取手続きを行えます。主に必要になるものは「実印」「印鑑証明書」「自動車検査証(車検証)」「自動車税納税証明書」「自賠責保険証」「リサイクル券」になります。詳細については「車を売却する時に必要な書類」をご参照ください。

中古車一括査定について

少しでも高く車を売却したいのであれば、中古車一括査定サービスを利用するとよいでしょう。一括査定であれば、車種や年式、走行距離、事故歴や修理歴などの車の情報を1度入力するだけで、複数業者への査定が依頼できます。査定依頼はWEB上で完結するので、忙しい人でも時間がかからずに査定価格を比較できます。複数業者に見積もりを依頼することでより高い金額で売却できますし、そこで売却を決めないとしても、だいたいの相場価格がわかるのでとても便利です。

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中古車査定を学ぼう!

愛車を高く売るためのコツは?

少しでも車を高く売りたい。」そう考える方は多いでしょう。それでは査定額を高くするにはどのようにすればよいのでしょうか。少しでも見積もりの金額を上げるために、今からでもできることをみていきましょう。

車の査定額に影響するポイント

大切な自動車を少しでも高く売却するには「車の買取査定額が高くなりそうな情報」を1つでも多く見つけて査定士にしっかりと伝えることが必要です。査定の際にその場でアピールするのは難しいと思いますので、事前に査定士に伝える内容をまとめておくとよいでしょう。その際、間違った情報や嘘の情報を伝えてはいけません。また、アピールポイントを伝える際は自分の印象に頼るのではなく、用意できるのであればその内容を証明する書類を準備しておくのが望ましいです。

必要書類を用意し、査定時にプラスとなりうる情報を整理する

まずは事前準備として業者が査定、見積もりを円滑に行えるよう必要書類を準備します。この時点では、後述するすべての必要書類を用意しておく必要はありません。最低限「自動車検査証(車検証)」と「自賠責保険証明書(自賠責保険証)」を用意しておきましょう。車検証も自賠責保険証も車のダッシュボードなどに保管されていることが多いです。書類があるかあらかじめ確認し、準備しておきましょう。

ほかにも、自分の車を売った際に、高額査定につながりそうな情報についても書き出しておきます。たとえばメーカーオプション(純正オプション)は製造時に取り付けられ、追加ができません。そのため、取り付けられた車の買取価格の相場は高くなる傾向があります。メーカーオプションは、たとえばサンルーフ、レザーシート、電動スライドドアや安全装備などが挙げられます。とくに視認しにくい場所に取り付けられた装備は査定士でも気付きにくいため、チェックをしておいてしっかりと伝えましょう。

車のメンテナンスや手入れをきちんと行っている場合、作業履歴がわかる書類があれば用意しておきます。たとえば12か月点検や24か月点検などの法定点検を行うと、その内容は「メンテナンスノート」に記録されます。メンテナンスノートとはメーカーの保証書と点検整備記録簿がセットになったものです。点検の結果や整備の概要、修理歴などは点検整備記録簿に記録、保存されていきます。また、メンテナンスノートには日常点検整備の方法も記載されているので、日々のメンテナンスにも役立つでしょう。車の整備の履歴がわかるメンテナンスノートの用意があれば、査定アップにつながる情報を提示しやすくなります。メンテナンスノートがなかったり、汚れていたりしていても車の売却はできますが、査定額が下がってしまうこともあります。大切に保管しておきましょう。

また、車の基本情報を正しく伝える必要もあります。基本情報とは車種やグレード、年式、ボディカラー、排気量、ミッション形式、走行距離などの情報です。基本情報は1か所違うだけでも査定額が大きく変わってしまう可能性があります。間違いのないように車検証で確認をするなどして、把握しておくとよいでしょう。

修復歴は事実を伝えよう

修復歴」とはフレーム、ピラー(柱)、ルーフパネル、フロントクロスメンバーなど、ボディの骨格や基礎部分を損傷または修理した履歴のことです。大きな修理はその後の走行性能や乗り心地に影響を与えるため、売却時の価値を下げてしまいますが、売買契約時、修復歴は必ず伝える必要があります。それは契約書に「修復歴や重大な不具合、傷、欠陥などがある場合は必ず申告しなければならない」といった趣旨の内容が記載されているからです。査定が下がってしまうデメリットではありますが、修復歴があるかどうかは査定士が車をチェックすればわかります。黙っていてあとから修復歴があることが判明すると、売却のキャンセルや賠償金を請求されることもあります。トラブルを避けるためにも、修復歴は正直に事実を伝えましょう。

車をきれいにし、臭いも消そう

車をきれいにしておくことで車の査定額が上がることもあります。とくに査定士が確認するところは重点的にきれいにしておきましょう。

車外の場合、査定士はタイヤやホイールなどの下回りのほか、ボディのへこみや汚れ、ガラスやドアミラーのくもり、傷もチェックしています。タイヤについた泥やアルミホイールに付着したブレーキカーボンなどを除去しておきましょう。ドアのヒンジなど可動部についた潤滑油の汚れや開口部のゴムパッキンの汚れも同様に落とします。ボディやガラスにステッカーやシールを貼っている場合はきれいにはがしておきます。そのうえでボディシャンプーなどを使い、汚れを落としていきましょう。

車内の場合は、査定士はシート、マットのしみや汚れ、たばこのこげ跡やヤニのほか、たばこやペット、カビなどの臭いも確認しています。シートやフロアマット、トランクルームを掃除機や雑巾を用いてきれいにしておくことはもちろんですが、とくに気を付ける必要があるのは臭いです。タバコ臭やペットの臭いなどは自分では気付きにくく、染みつきやすくもあります。消臭をしようと芳香剤入りのものを使用すると、その匂いも減点ポイントになる可能性があります。除菌スプレーで臭いのもとを除去し、無香料の消臭剤で脱臭しておきましょう。ディスカウントストアなどで売られているバーベキュー用の炭も脱臭効果が高いことで知られていますので、消臭剤の代わりに使用してもかまいません。箱に入ったまま1週間ほど車内に置くだけで、臭いをかなり消すことができます。また、晴れた日に窓やドアを全開にして天日干しをしても、脱臭の効果があります。

車の汚れや傷、車内の臭いは査定時の評価項目に含まれています。車を売却する時は洗車をして見た目をきれいにするだけでなく、車に染みついた臭いまで取り除いておくことが大切です。車をきれいに保っておけば査定士の印象も良くなり、メンテナンスをきちんとしているという評価にもつながります。

中古車査定士について

中古車の査定をする人のなかには「中古車査定士」という資格を持っている方がいます。「中古車査定士」とは、一般財団法人・日本自動車査定協会が、中古自動車査定制度運営規定に基づき行った技能検定試験の合格者に与えられる、中古車の査定に関する資格です。小型車査定士と大型車査定士の2種類があり、3年の有効期限があります。更新の時点でディーラーや買取店など査定業務実施店に所属していれば、技能向上研修を受講したうえで、資格の期限が更新されます。

日本自動車査定協会は中古車査定の基準や方法も提示しています。車種や年式、走行距離などの車の情報のほか、外装や内装、エンジン回りの状態など、確認項目と基準が細かく設定されています。中古車査定士はそれらの基準に基づいて自動車の査定を行っています。資格を所持していなくても査定は行えますが、査定士は一定の技能や知識を持っている証明にもなります。中古車査定士がいる買取業者であれば、安心して車の査定を任せることができ、信頼できる査定結果も得られるでしょう

買取業者の種類と特徴は?

中古車の買取業者は大きく分けて、買い取りを専門に行う「車買取専門店」、買い取りから販売まで一貫して手がける「中古車専門販売店」、新車販売時に中古車の下取りをする「新車ディーラー」の3つがあります。それぞれ特徴や得意分野が異なるため、車を売却する時には、見積もり金額だけで比較するのではなく、それぞれの特徴を把握して検討することが大切です。各買取業者の概要を紹介します。

車買取専門店

買い取りを専門に行います。買い取った車は主に海外に輸出されるか、中古車オークションに出品されます。海外への輸出は車のパーツのみの場合もあります。買い手は国内だけにとどまらず、海外に販路を持っている業者も多く存在します。また、中古車オークションでは季節によって価格が変動したり、特定の車種が人気になったりすることがあることから、買取専門店は市場のニーズや相場にも精通しています。その時に売れる車を買い取り、国内外問わず販路があるため、長期間在庫を抱える心配もなく管理コストが抑えられます。そのような理由もあり、車買取専門店の査定金額はほかの業者よりも高くなる傾向があります。また、なかには事故車や不動車を専門的に扱っている買取業者もいます。ほかの業者では値が付かないような、廃車覚悟だった車でも思いもよらない買取金額で売れることがあります。

中古車専門販売店

買い取りから販売までを一貫して手がけます。そのため中古車専門販売店は車の売れ行きにとても敏感です。買い取った車は、整備後その店舗や系列の店舗で販売されるか、中古車オークションで販売されます。中古車専門販売店はそれぞれの業者で得意とするモデルやタイプが存在する場合もあるため、人気車種だけでなく、その業者が得意とする自動車であれば、高額の見積もりを提示されることがあります。あらかじめ得意とする車種やタイプをチェックしておいて、自分の車を高く買い取ってくれそうな業者を選ぶのもよいでしょう。

新車ディーラー

新車販売業者が新車の販売時に、今乗っている車を下取りしてくれます。下取り価格は新しい車の購入資金に充てられます。新車価格を下げられない時に販売促進のため、下取りの査定価格を上乗せしてくれる場合もあります。新車を購入する予定のある人は、新車ディーラーに下取りをしてもらうのもよいでしょう。下取りは乗り換え時の購入と売却の手間を抑えられるメリットもあります。

買取と下取りの違いは?

前述の通り、「買取」と「下取り」では性質が大きく異なります。買取専門店や中古車専門販売店の「買取」は中古車オークションなどでの販売のために行われるのに対し、「下取り」は新車を売るために行われます。買取と下取りの違いについての詳細は「買取と下取りについて」をご参照ください。

それぞれの業者の特徴を理解して希望にあった売却を

一般に買取価格が高いとされているのは車買取専門店です。もっとも中古車専門販売店や新車ディーラーと車買取専門店を一概に比較することはできません。それぞれの業者でメリット・デメリットがあるため特徴をよく確認し、車の売却は複数の業者で見積もりを取ってから行うようにしましょう

車査定の買取価格の相場はどのように決められる?

中古車査定の相場は「車種」「グレード」「装備」「年式」「現行モデルか過去のモデルか」といった基本要素に加え、車体ごとに異なる「走行距離」「車検の残存期間」「ダメージや修復歴の有無」などの個別要素と「需要期・閑散期」といった自動車市場を取り巻く外的要因で決まります。それぞれについては以下をご覧ください。

車のモデルやボディタイプなどの基本要素

基本要素は自動車のモデルやボディタイプなど、その車が持つ固有の情報です。そのなかでも車種、グレード、装備は新車価格の高い車が中古車査定相場も高くなる傾向にあります。ほかにもボディカラーやオプションなどは中古車市場での人気度も関わってきます。たとえばボディカラーでは白や黒、パールホワイト、シルバーは人気があるとされています。一方で赤や青、黄色やピンクといった色は不人気で嫌煙されます。人気のある色は基本的に、人を選ばず、無難で飽きのこないカラーであることが多いです。反対に不人気色は個性的な色や原色系など好みがわかれる色であることが多いです。

オプションの場合は純正オプションを装備された車が人気の傾向にあります。純正オプションとは自動ブレーキ、誤発進抑制装置などの先進安全技術、サンルーフや本革シートなどです。カーナビやフロアマットも社外品のものよりも純正品のほうが人気があります。それはその車のために用意されたオプションのため、デザインに統一感があるからです。オプションによってはほかの機能との連動もできます。純正オプションは後付けできないものもあり、その点も人気の1つになっています。また社外品のオプションでも高級オーディオの場合は人気があります。

「現行モデルか過去のモデルか」も重要なポイントです。同じ年式だった場合でも、フルモデルチェンジ前の過去のモデルとフルモデルチェンジ後の現行モデルでは買取価格が変わってきます。それはフルモデルチェンジ前後で見た目や機能などが大きく異なるため、現行モデルに人気が集まって買い取り相場も高くなるからです。ただ新車市場で人気があって比較的値段が高い車種は、中古車で少しでも安く購入したいという人もいるため、過去のモデルでも買い取り相場がそれほど変動しない場合もあります。

車の状態や使用状況などの個別要素

個別要素は車の状態、使用状況によって変化する、その車自体の情報です。たとえば「走行距離」は1年に1万kmが平均的な数値となっています。それを超える場合は買い取り相場が低くなる傾向にあり、累計走行距離が5万kmを超えるものは「多走行車」、10万kmを超えるものは「過走行車」と呼ばれます。以前は走行距離が10万kmを超える過走行車は故障も多く、車の寿命であるとされていました。しかし、現在ではエンジン性能が上がり、過走行車でも問題なく走れる車は多いです。ただ、やはり多走行車や過走行車は査定額が上がりにくくなります。たとえ同じ基本要素の車種だった場合でも、走行距離が少ない車のほうが買取の相場も高くなります。

ランニングコストの観点から「車検の残存期間」も相場に影響します。日本自動車査定協会の基準では、車検の残存期間が4か月以上あれば査定の加点対象となります。車検の期間が多く残っていればそのまま次の買い手が使えるため、車検の残存期間が長いほど査定額が高くなります。ただし、車検を受けてから売却することはおすすめできません。それは車検の残存期間による加点よりも、車検にかかる費用のほうが高くなってしまうことが多いからです。また、一定の基準はありますが買取店やディーラーによって残存期間の扱いは異なり、査定額も変わります。実際に査定額がプラスになるには、残存期間が12か月以上は必要とも言われます。車検の有効期限を確認し、余裕をもって準備を進めましょう。

ほかにも「ダメージや修復歴の有無」も大事なポイントです。買い取り相場を下げる要因の1つとなるため、なるべく車体はきれいな状態にしておきましょう。修復歴がある場合はトラブルを避けるためにも隠さず告知をしましょう。

中古車市場の状況などの外的要因

外的要因は需要期・閑散期などによって変化する中古車市場の状況になります。中古車市場には車が売れやすい時期、売れにくい時期があるため、少しでも高く買い取ってもらうならば市場の動向や相場を見極めることが重要です

たとえば4月や9月は就職や転勤、進学などで生活環境が変わることが多いです。引越しや就職先で車が必要になるなどのタイミングで自動車を購入しようとする人も増えてくるでしょう。そのため、4月や9月までに車を入手できるように、1〜3月、7〜9月はクルマ市場の動きも活発になります。また3月や9月は決算期とする会社も多く、売り上げを伸ばそうと買取に力を入れる業者が増えます。そのため、3月や9月に向けて、車の市場も大きく動きます。 とくに3月は決算期とあわせて、4月から新生活をスタートさせる人の数も増えるので、より査定額が上がりやすいです。ただ、売却時期として4月は避けたほうがよいです。なぜならば、4月に売却したとすると自動車税の支払い義務が発生してしまうからです。自動車税は4月1日時点の車の所有者に対して課税されます。売却先の業者から支払った自動車税の還付を受け取れる場合もありますが、余計な手間と費用がかかってしまいます。車を少しでも高く売りたい場合はなるべく1月から3月の間に行い、4月を過ぎる時は9月までの売却を目指して7月以降に車を売りに出すとよいでしょう

車を売却する時に必要な書類は?

車を売却する際に必要な書類などを事前に用意しておくことで、トラブルなく円滑に車の買取手続きを行えます。主に必要になるものは「実印」「印鑑証明書」「自動車検査証(車検証)」「自動車税納税証明書」「自賠責保険証」「リサイクル券」になります。詳細については「車を売却する時に必要な書類」をご参照ください。

中古車一括査定について

少しでも高く車を売却したいのであれば、中古車一括査定サービスを利用するとよいでしょう。一括査定であれば、車種や年式、走行距離、事故歴や修理歴などの車の情報を1度入力するだけで、複数業者への査定が依頼できます。査定依頼はWEB上で完結するので、忙しい人でも時間がかからず簡単に査定価格を比較できます。複数業者に見積もりを依頼することでより高い金額で売却できますし、そこで売却を決めないとしても、だいたいの相場価格がわかるのでとても便利です。


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