車を売却するベストな時期とタイミングは？

1〜2月、7〜8月以外にも車には売却に適したタイミングがあります。たとえば以下のようなタイミングです。

• ・車のモデルチェンジ前
• ・車検を受ける前
• ・走行距離が一定基準に達する前

車のモデルチェンジ前

車を売却するタイミングとして気にかけておくとよいのは車のモデルチェンジの前後です。自動車は定期的にマイナーチェンジやフルモデルチェンジが行われます。一部の機能やデザインなどに限定して変更されるマイナーチェンジの場合は、査定額にはあまり影響しません。一方、フルモデルチェンジをする車は大きく仕様が変わります。そのため、フルモデルチェンジ後、前のモデルは買取額が下落してしまうことが多いです。ただ、人気の車種では売却額がそれほど下がらない場合もあります。モデルチェンジの情報を定期的にチェックして売却のタイミングを見極めましょう。

車検を受ける前

車検前も車を売却するのに適したタイミングになります。車検を受けるには、だいたい数万円〜十数万円程度の費用がかかります。その出費に対して査定でプラスになる金額は微々たるもので、たいていの場合は車検費用のほうが高くなってしまいます。そのため余計な出費をかける前に売却してしまうのも一つの手です。

走行距離が一定基準に達する前

車の買取価格がダウンするタイミングには走行距離も関わってきます。たとえば走行距離5万kmを超える「多走行車」、10万kmを超える「過走行車」では売却額も変わってきます。ほかにも3万km、8万kmといった節目の距離を超えると査定額が下がる傾向があります。走行距離は長くなるほど価格が低下し高値が付きにくくなるため、目安の走行距離を定め、それに達する前に売却を検討するのもおすすめです。

前述のとおり、車は時期やタイミングによって買取額が変わりますが、季節によってもよく購入される車に違いがあります。

たとえば春先の場合、コンパクトカーや軽自動車がよく売れます。それは新生活に向けて免許を取る人が増え、はじめに購入する車として好まれるためです。また、夏や冬にはオフロード車やワゴン車などのアウトドア向けの車種の需要が高まります。長期の休みとも重なり、夏場や冬場には長距離のドライブやキャンプなどのアウトドア、ウィンタースポーツを楽しむ機会も増えます。そのため、SUVや4WDのようなアウトドア向きの車は人気があります。

コンパクトカーや軽自動車、アウトドア向けの車などはよく購入される季節を考慮して売却すれば、買取価格がアップする可能性があります。

車が売れやすい時期がある一方で、以下の時期は売却に適さないとされています。

• ・4月
• ・12月ごろ

4月

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課せられます。4月に売却すると、すでに自動車税が確定しているため、たとえ手元に車がなくても納税の義務が発生します。業者によっては買取金額に自動車税の納税分を上乗せしてくれる場合もありますが、余計な手間と出費がかかってしまいます。3月までの売却に間に合わなかった時は、7〜8月までの売却に切り替えて準備を整えておいたほうが賢明です。

12月ごろ

自動車の年式は年が明けるタイミングで変わります。そのため年内中に売却をしたいと思う方もいるかもしれません。しかし、年末（12月ごろ）に車を売るのはおすすめできません。

12月はクリスマスや年越しの準備などで出費がかさみ、忙しい時期でもあるため、車を買おうと考える人は多くありません。年末に売却するのであればもう少し待って、1〜2月に売却したほうがよいでしょう。

車の売却に適した時期はいくつかありますが、車の価値は日を追うごとに下がってしまいます。一括見積査定を利用すれば複数社から見積もりを取ることができるので、だいたいの相場もわかります。売却時期やタイミングをよく見極めて、少しでも高く車を売りましょう。