車の買取と下取りの違い、メリットやデメリットについて

車買取・中古車査定ガイド - 中古車査定の基本

車の買取と下取りの違い、メリットやデメリットについて

買取と下取りについて

車を売却する時には業者に「買取」か「下取り」をしてもらうことになります。しかし何が違うのかあいまいでよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

車を売却する、という点では買取も下取りも同じですが、売却までの流れや扱う業者はまったく違います。

それでは、買取と下取りにはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリットやデメリットもふまえて紹介します。

※下記「中古車査定サービスに関する注意点」をご確認の上、ご利用ください

買取と下取りはどう違うの?

「買取」と「下取り」の違いを端的に言うと以下の点が挙げられます。

  • 買取…車を買い取ってもらう
  • 下取り…新しい車の購入時に古い車を引き取ってもらう

つまり、車の購入をともなうかどうかの差があります。また、買取と下取りでは扱う業者やその目的も異なります。まずは買取と下取りの流れや、業者の違い、目的まで詳しくみていきましょう。

買取・下取りにおける業者の違いと流れ

買取業者と下取り業者では売却までの流れが異なります。それぞれの取引が成立するまでの流れは次のとおりです。

買取

  • 買取を行う業者
  • 中古車販売専門店や買取専門店
  • 買取成立までの流れ
  • 1.複数社で見積もり査定を行い、車の売却先を決める
  • 2.買取店が提示する査定金額での売却に了承する
  • 3.必要書類を提出する
  • 4.売却した車を引き渡す
  • 5.買取金額を受け取る

下取り

  • 下取りを行う業者
  • ディーラー
  • 下取り成立までの流れ
  • 1.新しく購入する車を決める
  • 2.今乗っている車の下取りを依頼する
  • 3.必要な書類をそろえて契約をする
  • 4.新車の購入代金を支払う
  • 5.新しい車を納車してもらい、古い車は引き渡す

必要書類

必要書類については買取と下取りで違いはありません。詳細は「中古車査定で売る時に必要な書類」をご参照ください。

買取・下取りにおける業者の目的と査定ポイント

買取を行う中古車販売専門店や買取専門店は、ネットオークションや自社店舗などで中古車を販売しています。買い取られた車はその業者の持つ流通網で売却されることになります。

一方、下取りを行うディーラーは新車や中古車を販売しています。古い車を下取りしてくれますが、あくまでも車を新しく買ってもらうことが目的となります。

業者の目的が変われば、査定のポイントも異なります。それでは、買取と下取りの査定のポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。

買取時の査定ポイント

中古車販売専門店や買取専門店はオークションでの売買などを通じて中古車市場や相場に精通しています。市場での価格と以下の点などを考慮して査定額を算出します。

  • ・車両の状態
  • ・グレード
  • ・オプションの有無
  • ・ボディカラー
  • ・年式
  • ・走行距離

また買取業者は、それぞれ得意とする車種や売りやすい車が異なります。

中古車販売店の場合、自分の得意とする車種は高く買い取ってくれることが多いです。買取から販売までを一貫して行っている業者は、自分が売りやすい車を求める傾向があります。

車買取専門店の場合、卸先は主に中古車オークションです。中古車オークションは季節によって価格が変動したり、ある車種が突然集中的に人気になったりします。このような市場のニーズに合わせて、その時に欲しい車を高く買い取ってくれます。廃車にするしかないと思っていたようなクルマでも、なんらかの事情で思いがけない価格になることもあります。

このように、買取業者はその時々の市場のニーズや経験、ノウハウを元に、独自の基準で査定を行っています。

下取り時の査定ポイント

ディーラーが下取りをするのはあくまで、新しい車を購入してもらうためです。そのための価格交渉の1つの材料として、下取りをして新車の購入額を値引きします。

たとえば、新車の発売直後で大幅な値引きができない時や、販売台数を伸ばすためのキャンペーンとして下取りの査定額が上乗せされる場合もあります。自社のシェアを拡大するために、特定のライバル車種から買い替える時は査定額を高く設定することもあるようです。

基本的な査定のポイントは買取の場合と変わりませんが、下取りした車を販売することが目的ではないため、市場や相場の影響をあまり受けません。また、ほかのメーカーの付属品や車でも下取りしてもらえますが、オプションなどの付属品は純正のものでないとプラス査定にはつながらないことも多いです。

買取と下取りのメリット・デメリット

買取と下取りには以下のようなメリットやデメリットがあります。

買取りと下取りのメリット・デメリット

買取下取り
メリット ・下取りよりも高値が付きやすい
・社外パーツや装備品などもプラス査定につながる可能性がある
・廃車にするような車でも思いがけない値段がつくこともある
・売却したお金が手元に残る
・手間がかからない
・条件の悪い車でも値段がつきやすい
・新しい車の購入とあわせて価格の交渉ができる
デメリット ・相場変動に影響を受ける
・手間がかかる
・車を買い替える場合、新しい車が納車されるまでタイムラグがある
・プラス査定になりにくい
・下取り額がそのまま車の購入額に割り当てられるため、手元に残らない
・査定料や手数料がかかる場合がある

それでは、買取や下取りのメリット、デメリットについて、1つひとつ確認していきましょう。

買取のメリットとデメリット

メリット

・下取りよりも高値が付きやすい

買取店は市場の動きに敏感なため、人気の車種や装備などがある場合はそのまま価格に反映されます。また、複数社で見積もりを行うことでより高い査定額を引き出せたり、ほかよりも高値の査定額を付けてくれた業者に売却できたりします。

・社外パーツや装備品などもプラス査定につながる可能性がある

買取は装備品も細かく査定のポイントに含まれます。純正でないカーナビや社外品のパーツでも高値が付く可能性もあります。

・廃車にするような車でも思いがけない値段がつくこともある

買取業者はオークションなどでも車の売買を行っています。そのため売却価格は市場のニーズに左右されることが多いです。売却するタイミングによっては、廃車にしかならないような車でも値段が付くこともあります。

・売却したお金が手元に残る

買取の場合、売却した代金はそのまま手元に残ります。新車の購入代金に割り当ててもよいですし、それ以外の支払いにあててもかまいません。売却金額を自由に使うことができます。

デメリット

・相場変動に影響を受ける

買取業者は相場の動きに敏感です。良くも悪くもその時々のニーズに左右されるため、売却するタイミングによっては思ったよりも値段が付かないこともあります。あまり人気のない車種やカラーは査定額が高くなりにくいです。

・手間がかかる

新車を購入する時に買取で車を売却する場合、それぞれの店舗で手続きを進めなければなりません。2つの店舗でのやり取りが必要になるため、そのぶん手間や時間もかかってしまいます。

・車を買い替える場合、新しい車が納車されるまでタイムラグがある

買取は基本的に売却手続きが済んだらすぐに車の引き渡しとなります。新車を購入して、即納車であれば問題ありませんが、たいていは納車まで時間がかかることが多いです。新しい車の納車までタイムラグがあるため、その間、車がない状態になってしまいます。

車を買い替える場合は新車を受け取る日から逆算して、買い取り先を探すとよいでしょう。

下取りのメリットとデメリット

メリット

・手間がかからない

下取りの場合、新しい車の購入と古い車の売却を1つの店舗で済ますことができます。手続きも1回で終わるため、買取よりも手間がかかりません。

・条件の悪い車でも値段が付きやすい

下取りは市場のニーズに左右されません。それはディーラーの目的が車を買うことではなく売ることにあるためです。

低年式車や過走行車、状態の悪い車やあまり人気のない車種でも値段が付きやすいです。

・新しい車の購入とあわせて価格の交渉ができる

下取りは新車の購入と同時に行います。購入する際に値引きとあわせて下取りの交渉も可能です。発売直後で値引きができない車など、下取りで補填してもらえることもあります。

デメリット

・プラス査定になりにくい

下取りは人気の車種やカラー、装備など、市場のニーズに左右されないので、そのぶん買取よりも高値が付きにくくなります。どんな車でも一定の査定基準を元に価格を付けるため、プラス査定にはなりにくい傾向にあります。

・下取り額がそのまま車の購入額に割り当てられるため、手元に残らない

下取りの場合、下取り額はそのまま新しい車を購入する代金に割り当てられます。新車の代金に含まれてしまうため、売却額をほかの購入代金とすることはできません。また、査定額の詳細はわかりにくく、あいまいになります。

・査定料や手数料がかかる場合がある

買取の場合は基本的に査定は無料で実施されますが、ディーラーで下取りをする場合は「査定料」や「下取り手数料」が発生することがあります。店舗によって異なりますが、平均して5,000〜10,000円程度かかってしまいます。それ以外にも手続き代行などの手数料がかかる場合もあります。下取り額以外についても見積書をよく見て確かめておきましょう。

買取と下取りはどちらがよい?

買取と下取りにはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらがよいかはその時々によって異なります。

買取にするとよいのは、別のメーカーの車種に乗り換えたいと思っている場合やより高い金額で売却したいと思っている場合です。ディーラーでもメーカーを問わず下取りはしてくれますが、買取のほうが高値が付きやすいです。また、買取は市場の動きに敏感です。タイミングが合えば、より高額で査定してくれることもあるでしょう。

下取りにするとよいのは、忙しくてなかなか時間を取れない場合や、手間や時間をあまりかけたくない場合です。下取りは購入から売却まで一貫して行います。余計な手間がかからないので、時間がない人や手間をかけたくない人ほどメリットがあるでしょう。

査定額やメリット・デメリットを比較して車を売ろう

買取は下取りよりも高値が付きやすい一方で、市場の動きに左右されるため、人気がある車種や装備かそうでないかで価格も大きく変わります。下取りは手間はかかりませんが、高値が付きにくく、査定額もあいまいになりやすいです。どちらがよいかは売却したい車や、売却したい時期に時間をつくれるかなど、総合的に考えるとよいでしょう。

車を売却するために見積もりを取る際は、1社だけに絞るのではなく、買取店、ディーラーを限定せず複数社に依頼しましょう。これを「相見積もり(あいみつ)」といいます。

査定額の幅は意外と大きいです。業者に複数査定だと伝えると査定額が若干上乗せされる場合もあります。大切な車の売却で後悔しないよう、各社の見積もりを比較してよく吟味し、よりよい売却先を見つけましょう。

何社にも査定してもらうのは少し手間がかかるという場合は、一括見積サービスを利用するのも有効な手段です。

※下記「中古車査定サービスに関する注意点」をご確認の上、ご利用ください

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