車を売却して手放すメリットと注意点

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車を売却して手放すメリットと注意点

車を売却して手放すメリットと注意点

車は便利ではありますが、さまざまな事情により手放さざるを得ないこともあります。税金や保険料など維持費だけでも負担になるため、それを抑えるため車を手放そうとしている人もいるかもしれません。

それでは車を手放した場合、生活はどのように変化するのでしょうか。メリットやデメリット、注意点など、車を手放す時に知っておくとよい情報をまとめました。

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車を手放すのはどんな時?

車を手放す理由はいろいろありますが、たとえば以下のようなことが挙げられます。

  • ・税金やガソリン代、駐車場代などの維持費が高い
  • ・新しい車を購入した
  • ・引越しや転勤、結婚や出産などで家族の人数や生活環境が変わった
  • ・事故や故障などで車が使えなくなってしまった(事故車、不動車)

それ以外にも現状使っている車の性能に不満があったり、よりよい車に出会ったりといった理由で手放すこともあるかもしれません。

車を乗り換える場合はそれまでと同様の生活を送ることができます。しかし、車を頻繁に利用されていた方が車を手放した場合は、その後のライフスタイルが大きく変わります。車を手放すことを検討する際は、メリットとデメリットや、手放した後のことをよく考えた上で決断しましょう。

車を手放した場合のメリットとデメリット

車を手放した時のメリットやデメリットには以下のような点があります。

車を手放した時のメリット・デメリット

メリット ・維持費の節約になる
・臨時収入が入る
・事故リスクや危険を回避できる
・健康維持につながる
デメリット ・交通手段が限られる
・場合によっては手放す前よりお金がかかる
・子供の送り迎えが大変

これらのことを頭に入れておき、車を手放した後の生活をイメージしておきましょう。それでは1つひとつ確認していきます。

車を手放すメリット

・維持費の節約になる

税金や自動車保険、駐車場代に車検や日頃のメンテナンス、ガソリン代など、車を所持しているとさまざまな維持費がかかります。使わないからと駐車場などに置いたままにしていても、税金や駐車場代などの費用は発生しますし、事故車や不動車でも所持しているだけで維持費はかかります。

車を手放した場合、そういった維持費は一切なくなります。今まで車にかかっていた金額をそのまま節約できます。

・臨時収入が入る

車を中古車販売店や買取専門店などに売却した場合は、売ったお金が臨時収入として手元に入ります。中古車販売店や買取店などでは値段が付かないような事故車や不動車でも、その専門の買取業者であれば思った以上の価格になることもあります。売却した時期によっては、買取価格に上乗せするかたちで税金や保険料などの還付金も受け取れる場合もあります。

・事故リスクや危険を回避できる

車の運転にはさまざまな事故のリスクがともないます。どんなに自分が気を付けていても事故にあう可能性はありますし、自分で事故を起こしてしまい多額の賠償金を支払わなくてはいけないこともあるかもしれません。車を手放して運転しなければ、少なくとも自分の運転で事故を起こしてしまうリスクは回避できます。

・健康維持につながる

車を手放すと移動にはそれ以外の手段を用いる必要があります。買い物には徒歩や自転車で行ったり、休日のお出かけもバスや電車など公共交通機関を使ったりするようになるでしょう。車を所持していた時よりも日常的に歩く機会や体を動かすことは多くなります。その結果、運動不足の解消になり健康維持にもつながります。

車を手放すデメリット

・交通手段が限られる

車がない場合、先述したとおり移動手段が限られることになりますが、地域によっては交通の便が悪い所もあります。そのような地域では、車がないと買い物の際に大きい荷物を運ぶのが大変になるなど、生活が不便になってしまいます。車を手放しても交通手段に困らないか、生活に支障はないか確かめておきましょう。

・場合によっては手放す前よりお金がかかる

車を手放した場合、今まで車で行っていた病院までタクシーや公共交通機関を使ったり、レジャーに行くのにレンタカーを借りたりしなくてはならなくなります。1回、2回の利用や近場への移動であれば問題はないでしょう。ただ、自宅から遠い病院に通院しているなど、行く場所や使用する頻度によっては車があったほうが安く済むこともあります。

・子供や家族の送り迎えが大変

子供の塾や習い事などの送り迎えを車でしている人は、車がないと不便さを感じるかもしれません。塾や習い事をしているスクールが近所だったり、スクールバスがあったりすればよいですが、そうとはかぎりません。子供だけでバスや電車を使って授業やレッスンを受けに行かなくてはならなくなる場合もあるので、心配な方は車を手放さないほうがよいでしょう。

車を手放すのに適したタイミング

車を手放すのにも適した時期があります。たとえば以下の時期がよいとされています。

  • ・車検前
  • ・自動車税の課税前(3月ごろまで)
  • ・年式が変わる前(11月ごろまで)

そのほかにもモデルチェンジ前や走行距離が一定基準に達する前などもよいと言われます。車を手放すための手続きには時間がかかることもあるため、余裕をもって2〜3か月前には準備を進めておきましょう。上の3つのタイミングについて、詳しくみていきます。

車検前

車検は新車を購入してから3年、以降は2年ごとに行います。車検済みでも査定価格が大きく変わることはあまりありませんが、車検を受ければ車検料がかかってしまいます。車検前に車を手放せばその金額は節約できることになります。

自動車税の課税前(3月ごろまで)

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。その前に車を手放せば、課税はされません。また、3月は引越しや転勤などで人もよく動く時期になります。それにともない自動車の需要も高まります。中古車市場の動きも活発になるため、車にも高値が付く可能性があります。

年式が変わる前(11月ごろまで)

車の年式は毎年1月1日に1年が経過したとされます。年式が古くなるほど車の査定は上がりにくくなります。長く乗っている車を手放す時は、年式が変わる前に手放したほうが売却額も高くなる場合があります。ただし、年末ギリギリだと年式が古くなったという想定で査定されることがあるため、11月から遅くても12月初めまでに売却したほうがよいでしょう。

車を手放す際の注意点

車を手放す場合、気を付けることもいくつかあります。あらかじめ確認しておきましょう。

車のない生活のことも考える

車を手放してから後悔しては遅すぎます。車を手放してからの移動手段は何があるか、自分の生活環境や、住んでいる地域に不便はないか、手放した場合のメリットやデメリットなどを考慮して決めましょう。

ローンの残りはないか確認する

ローンが残っている場合はその分を支払う必要があります。買い取り先によっては、売却額をそのままローンに割り当ててくれる業者もありますが、足りない分は自分で払わなくてはなりません。また、ローンが残っている車は名義がローン会社や代理店になっていることも多いです。残額の支払い完了後に名義変更する必要もあるため、ローンの残高とあわせて名義も必ず確認しておきましょう。

高く買い取ってくれる売却先を選択する

大きな損傷もなく、普通に走行できる車であれば、ディーラーや中古車販売店、買取専門店、どの業者に売却してもかまいません。少しでも高く売りたい場合は中古車販売店や買取専門店を選ぶとよいでしょう。新しく車を購入する予定で手間をかけたくない場合はディーラーが便利です。

ただ、事故車や不動車の場合はディーラーや中古車販売店、買取業者では値段が付かないことも多いです。事故車や不動車にはそういった車両を専門的に扱っている買取業者がいます。専門の業者に売却すれば、思っていた以上の値段になることもあります。廃車にする場合の手続きなども無料で行ってくれることもありますので、事故車や不動車は専門業者に売却しましょう。

車を手放す場合の手続き

車を手放す場合にもいくつか手続きが必要になります。たとえば次の手続きが必要です。

  • ・売却の手続き
  • ・税金の手続き
  • ・保険の手続き

手続きについての詳細は以下の記事をご参照ください。

売却の手続き

税金の手続き

保険の手続き

車を手放す時は車がない生活のことも考えて適切なタイミングで

車は何かと便利ですが、手放さざるを得ない状況もあるでしょう。その場合は車のない生活のことを考えるのも大切です。住んでいる地域や環境によっても変わってきますので、メリット・デメリットをよく検討して車を手放しましょう。

車の売却には適した時期がありますが、税金、自動車保険などさまざまな手続きも必要になります。よく確認して、ベストなタイミングで売却できるようにしましょう。

※「中古車査定依頼サービスに関する注意点」をご確認の上、ご利用ください。

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