車検が切れた車でも売却はできるのか

車検が切れた車を手放す場合、売却できるのか、廃車にするべきか悩む人もいるでしょう。もしも廃車にするとしたら、車を解体したり永久抹消登録を行ったりする必要があるなど、さまざまな手間と時間、お金がかかります。ただ車検が切れた車は売却することもできます。ほんの少しの心がけ次第で車検切れの車が思っていた以上の金額で売れることもあります。
車検切れの車を売却する方法を注意点とともに紹介します。
車買取・中古車査定ガイド - 中古車査定のよくある疑問
車検切れの車は売れる?
車検が切れた車を手放す場合、売却できるのか、廃車にするべきか悩む人もいるでしょう。もしも廃車にするとしたら、車を解体したり永久抹消登録を行ったりする必要があるなど、さまざまな手間と時間、お金がかかります。ただ車検が切れた車は売却することもできます。ほんの少しの心がけ次第で車検切れの車が思っていた以上の金額で売れることもあります。
車検切れの車を売却する方法を注意点とともに紹介します。
※「中古車査定依頼サービスに関する注意点」をご確認の上、ご利用ください。
車検切れの車で気を付けなくてはいけないのは、公道を走れないことです。車検が切れた状態で車を運転した場合、「無免許運転」と同等の扱いとなり、1回の違反で免許停止や、免許取り消しになってしまうこともあります。また、懲役や罰金が科せられます。
ただ、査定を受けるためにディーラーや買取店に車で行きたいこともあるでしょう。車検切れの車を運転したい場合、自動車を走行する地域にある市区町村役場などで申請して、仮ナンバーを発行してもらうこともできます。ただ、これには手数料や手続きが別途必要です。また、仮ナンバーには5日間の有効期限もあります。
買取査定を行うディーラーや買取業者のなかには出張査定を実施している業者もあります。出張買取であれば、車検切れの車を動かす必要もなく、移動時のレッカー車の手配などを代行してくれる場合があります。業者によっては手数料がかかりますので、査定を受ける前に確認しておきましょう。出張買取については「出張買取のポイントと注意点」もご参照ください。
中古車はたとえ年式が古く、走行距離が10万km以上だったとしても、利用価値はあります。海外では過走行車、多走行車でも需要はありますし、走れないような車でもパーツとして使えます。車体は鉄なのでリサイクルすることも可能です。車検切れだからといって、売却をあきらめるのは得策ではありません。どんな車でも一度、査定をお願いしてみましょう。
車検切れの車でもポイントさえ押さえておけば、査定アップにつながります。それではどのような点に注意すればよいでしょうか。1つひとつ確認していきましょう。
車の査定では、車検が切れているかどうかは、それほど大きな問題ではありません。そもそもたとえ車検の期間が残っていても、プラス査定になるのは残存期間が4か月を超えるものだけです。1年や2年近く残っている車ならともかく、それ以外の場合は車検代よりもマイナスになることがあります。車検が切れていてもわざわざ車検を受ける必要はありません。そのまま買取をお願いしましょう。
車検切れの車の査定額が下がる原因の1つに、ずっと乗らずに放置していたことによる車体などの劣化があげられます。修理に出す必要はありませんが、洗車をして車体をきれいにし、自分で修理できる傷などは直しておくとよいでしょう。
車内もきれいにしておいたほうが賢明です。トランクや車内にある荷物は処分して、掃除機やぞうきんなどで掃除しておきます。シートなどに染みついた臭いも除去しましょう。
車の売却時に必要になる書類は、用意できるものはあらかじめ準備しておきます。たとえば、「車検証(自動車検査証)」「自賠責保険証」「納税証明書」などです。いずれも車のダッシュボードに保管されたままのことも多いですが、事前に必ず確認しておきましょう。
必要書類の詳細は「車を売却する時に必要な書類」をご確認ください。
「点検整備記録簿」はそれまで行ってきた点検や整備の記録が記載されています。たとえ車検が切れていても、今までどういった手入れをしてきたかわかる大切な書類です。また、取扱説明書は普段あまり使うことはないかもしれませんが、所持しているかどうかで査定額にも影響が出てきます。前述の必要書類と同様にダッシュボードに保管されていることも多いので、査定の前に必ず揃えておきましょう。
車検が切れたからとずっと放置にしていると、バッテリーが上がり車が動かなくなってしまうこともあります。また、保管している間の経年劣化で車体がぼろぼろになり、損傷が激しくなることもあるかもしれません。そのような車でも、専門の買取業者であれば売却は可能です。出張買取やレッカー代も無料で対応してくれて、廃車手続きも代行してくれる業者も多いので相談してみるとよいでしょう。
不動車や事故車についての詳細は「事故車や不動車(動かない車)は売れる?」をご参照ください。
1つひとつは些細な点ではありますが、査定額アップには査定士に良い印象を持ってもらうことも大切です。車をきれいに整えておくことは、それまで車を大切に扱ってきていた証拠にもなります。また、事前にきちんと必要な書類などを用意しておけば、その後の手続きもスムーズに進められます。このような心がけで査定額がアップする可能性もあります。より高く売却できるよう、できることを積み重ねていきましょう。
※「中古車査定依頼サービスに関する注意点」をご確認の上、ご利用ください。
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